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200808

syreeta('72)

  • 2008-08-29 (Fri)
  • Soul
シリータシリータ
(1995/11/01)
シリータ

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スティービー・ワンダーの最初の奥さんとしても有名な、シリータのファーストアルバム。72年の作品。プロデュースはもちろんスティービー・ワンダー。後にSugerBabeの大貫妙子がこのアルバムをモチーフにして名曲「いつも通り」を作ったのは知られたところ。

この時期のスティービーはモータウンとの契約も解消し、新しいミュージック・イノヴェーターとしての出発点にたっており、同時期にリリースされた「愛の詩」の姉妹版ともいえる内容のアルバム。

もちろんソウル・シンガーとしてのシリータの実力を疑問視する向きもあるのは確かだけれども、コテコテに拳を回さず、ともすれば声の線が細いスタイルは何となく、ダイアナ・ロスあたりの系譜なのかな。

でも。このアルバムの主役はやはり、スティービー。「愛の詩」にも収録されていた1曲目やスモーキー・ロビンソンの6曲目、それとシリータの歌声のキャラの良くあった8,9曲目なんかは抜群の出来。

そんなアルバムですが、CD化されているのは日本だけらしく、こういう作品が普通に聞けるのはフリーソウル様々なのかもしれない。

1.I LOVE EVERY LITTLE THING ABOUT YOU
2.BLACK MAYBE
3.KEEP HIM LIKE HE IS
4.HAPPINESS
5.SHE'S LEAVING HOME
6.WHAT LOVE HAS JOINED TOGETHOR
7.HOW MANY DAYS
8.BABY DON'T YOU LET ME LOSE THIS
9.TO KNOW YOU IS TO LOVE YOU

Moon Ride('08)

  • 2008-08-28 (Thu)
  • Soul
Moon RideMoon Ride
(2008/08/12)
Leon Ware

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2004年の「A Kiss In The Sand」以来、待ちに待った約4年ぶりの新譜。それも新生Staxレーベルから。

衰えをまったく感じさせず、スムーズかつリオンの代名詞であるメロウネスを感じさせる作品群はさすがというしかない。これぞベテランの仕事。

有名どころのゲストはデヴィット・T・ウォーカー(G)とアンプ・フィドラー(Key)の2人がそれぞれリオンと組んだ4曲目、11曲目、それとKenny"Dope"GonzalesとSelan LernerのMasters At Work組がからんだ6曲目と、新旧織り交ぜてこの作品に華を添えています。

こうして、一時期はインディ落ちしていた御年68歳になるベテランが、再びメジャーの舞台に上がり、その溢れる才能をパッケージされた作品を聞くと、いまだ衰えない想像意欲に感動すら覚える。

これぞ大人のソウル。決して悪い意味ではなく、子供には決してわからない大人の味。
そんな極上のソウル・アルバム

1. Moon Ride
2. Blue Dress
3. Hold Tonight
4. Just Take Your Time
5. Smoovin'
6. Loceans
7. I Never Loved So Much
8. To Serve You (All My Love)
9. Soon
10. A Whisper Away
11. From Inside
12. Urban Nights

Strange Reflection('85)

  • 2008-08-26 (Tue)
  • Funk
54C080612701.jpg Second Image / Strange Reflection

オリンピック・ランナーズのキーボーディスト、ピート・ウィングフィールドが送り出した7人組の大型ブリティッシュ・ジャズ・ファンク・バンド、セカンド・イメージが85年にリリースしたセカンド・アルバムが世界初CD化。

自分的にはここら辺のUKファンクな音はあまり得意ではなく、まだ硬質でFUNKな感じがした1stアルバムの方が好み。しかし、じゃあまったく無視するのかといったら、なかなか聞き物も多く無視出来ないのが80'sアーバン・サウンド好きの悲しい所。

特にこのアルバムだと9曲目「Lights Out」、天才ライターRod Tempertonの作品ですが、HEATWAVEとも違う雰囲気のミディアム・ナンバーで、このアルバムの中でも抜群の出来。

UK Players、Level42、ShakatakそれにこのSecond Imageとなかなか真っ先に手を出しにくい所なんだけれども、たまーに自分の好みの曲がポロッと入っているのがなんとも厄介なんだよね。

1. Starting Again
2. Only Lover
3. Strange Reflections
4. Satisfies Your Love
5. Sing And Shout
6. Ove Mexido
7. Don't You (New Mix)
8. Paradise
9. Lights Out

Bobby Charles('72)

  • 2008-08-25 (Mon)
  • SSW
ボビー・チャールズ+4(K2HD/紙ジャケット仕様)ボビー・チャールズ+4(K2HD/紙ジャケット仕様)
(2007/03/07)
ボビー・チャールズ

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1955年に、シカゴのブルース・レーベル "チェス" と初めて契約した白人ミュージシャンとして知られるボビー・チャールズの1972年ベアズビルからリリースされた傑作ファースト。

プロデュースはボビー・チャールズ本人とザ・バンドのリック・ダンコにジョン・サイモン。

もうそれだけで、音の具合が想像できる1枚でもあり、そしてその期待に十分応えてくれる1枚。

洗練、モダンと言うにはほど遠く、熟練、素朴、味、深み、そんな言葉しか思いつかない音や歌で溢れかえっており、全曲がボビー・チャールズのオリジナルで、そのソングライティング力の高さも、もっと評価されても良いと思う。地味ながら実に美しく味わい深いメロディを持つ佳曲ばかり。

そして、そのサウンドの屋台骨を支えるバック・ミュージシャンも豪華絢爛、ザ・バンドにハングリー・チャックの面々が支えています。

ウッドストックの空気をそのまま音にしたようなエイモス・ギャレットのギターとガース・ハドソンのアコーディオンの音色がとても印象的。

1. Street People
2. Long Face
3. I Must Be in a Good Place Now
4. Save Me Jesus
5. All the Money
6. Small Town Talk
7. Let Yourself Go
8. Grow Too Old
9. I'm That Way
10. Tennessee Blues

トム・ダウド:いとしのレイラをミックスした男

トム・ダウド いとしのレイラをミックスした男トム・ダウド いとしのレイラをミックスした男
(2006/09/15)
トム・ダウド

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60年代後半〜80年代の音楽が心底好きでこの人の名を知らない人はいないだろう。

もし手元に何枚かアルバムやCDがあったら録音エンジニアやプロデューサーの名前の欄を見てみて欲しい、その欄にTOM DOWDと名前のあるアルバムが何枚かあるはず。

このDVDは、その伝説のサウンドエンジニア、トム・ダウドを追ったドキュメンタリー。40年以上にわたり常にサウンド技術の革新家であり続けた彼の生涯を、有名ミュージシャンの証言を交えて描き出す。

トム・ダウドの歴史がポップ・ミュージックもしくはROCKの歴史と言っても過言ではなく、その独特な「耳」とセンスもってミュージシャンの期待以上の成果を出していく様は、もう神の領域。

個人的には大戦中、原子物理学の寵児としてマンハッタン計画に引き込まれた過去が明かされるなど、日本と少なからず縁があった事は、かなり驚かされた。でも原爆研究から音楽製作に転じるまでの心境変化をもっと詳しく語ってほしかったかな。でも話したくない事もあるんだろうとは思う。

音楽に愛され続けた男の迫真のドキュメンタリー。

Love Me Right('87)

  • 2008-08-21 (Thu)
  • Soul
ラヴ・ミー・ライトラヴ・ミー・ライト
(2008/08/06)
ミリー・スコット

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ミルドレッド・ヴェイニーの名で、かのグローリーズ、クワイエット・エレガンス、カット・グラスなどのソウル・グループを渡り歩いたキャリアを持つミリー・スコットの87年にリリースされたソロ・デビュー作

経歴どおり、60年代から活動していただけあって、このソロアルバムをリリースした時点で40才とシンガーとして成功したのはかなりの遅咲き。

音は87年当時ではあまりパッとするモノではなく割と微妙な音作り。しかし、その長い経験値がこのアルバムでは生かされており、ストレートでソウルフルな歌声を聞かせてくれています。

特にダンサーだと2,8、9曲目なんかはいい感じに仕上がっていて、ミリーのソウルフルなスタイルに上手くハマっています。そして、やはりベテランの持ち味はスロー・ナンバーだよねって言う事で、マイケル・J・パウエルがプロデュースした4曲目が屈指の出来。彼女のゴスペル資質が上手く出ていて、アップナンバー中心のアルバムの中にあって、一番都会的なセンスを感じさせる曲。

それにしても、このアルバム、オリジナルは4thbroadwayからのリリース。
このレーベル、Eric B&Rakimなんかの印象が強いけれど、こんな人のアルバムも出していたんだね。def jamがブルー・マジックやアリソン・ウイリアムスの新譜を出すみたいなもんだったのかな。

1. 2 Hot 2 Handle
2. Ev'ry Little Bit
3. One Stop Lover
4. Don't Take Your Love
5. Love Me Right
6. Let's Talk It Over
7. Can't Stand The Heat
8. Automatic
9. Prisoner Of Love

Down Two Then Left('77)

  • 2008-08-19 (Tue)
  • AOR
Down Two Then LeftDown Two Then Left
(1988/06/15)
Boz Scaggs

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77年に名作「Silk Degrees」の後にリリースされたアルバム。

大抵、大ヒット作の後の作品はいくら平均点以上の作品を制作しても評価が辛いもので、このアルバムもそんな1枚。

でもこの作品は個人的には「Silk Degrees」と同等の評価を上げてもいいと思う。当時若干23歳のジェフ・ポーカロの驚異的なドラミングや後にTOTOとなるメンバー達の演奏も素晴らしく、ボズの歌も何の迷いもない。

それに、これも個人的な見解だけれども、この作品はボズ流のモータウン解釈だった「SLOW DANCER」の姉妹盤みたいなもので、このアルバムはボズ流のフィリーソウル解釈なんじゃないかな?

現に1〜5曲目なんて、トランプスやフューチャーズ、イントルーダーズあたりが歌っていてもおかしくはないと思うし、6曲目なんて、まんまスピナーズだしね。フィリップ・ウインが歌い出してもきっと気付かない。

ボズのアルバムとして評価されないのならば、ソウルのアルバムとして評価したい1枚。

1. Still Falling for You
2. Hard Times
3. Clue
4. Whatcha Gonna Tell Your Man
5. We're Waiting
6. Hollywood
7. Then She Walked Away
8. Gimme the Goods
9. 1993
10. Tomorrow Never Came/Tomorrow Never Came (Reprise)

Touch Me('85)

  • 2008-08-18 (Mon)
  • Soul
タッチ・ミータッチ・ミー
(2008/08/06)
ザ・テンプテーションズ

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またまたSOUL MASTERPIECEから、今回はめでたく初CD化となった85年にリリースされたテンプスの「Touch me」。

前作「Truly For You」から1年後にリリースされたこの作品はプロデュースにルーサー・ヴァンドロス&マーカス・ミラー、テンプスが70年代からの付き合いのあるブルース・ミラー&ラス・テラーナと新旧取り混ぜての競演で前作からの勢いを消す事無く良い仕事をしています。

やはり、目玉はマーカス・ミラーとのコラボで、4曲目と8曲目がそれなんだけれども、当時躍進著しかったマーカスらしさ(ベースも)がでているのは8曲目で当時リードシングルとなっていました。ちなみにこの8曲目にルーサーがバックコーラスと制作で参加しています。

それと珍しいところでは3曲目が78年に「ストーングラウンド」というバンドが出していた曲のカヴァー。テンプスしてみれば意外なセレクト。

それ以外の曲では個人的に一番好きなアーバン・ダンサーの7曲目、メルヴィンの低音が活躍する1曲目と6曲目など当時のテンプスの好調さを物語るような内容。

80'Sソウル好きは聞いて損は絶対無い1枚。

1. Magic
2. Givehersomeattention
3. Deeper Than Love
4. I'm Fascinated
5. Touch Me
6. Don't Break Your Promise To Me
7. She Got Tired Of Loving Me
8. Do You Really Love Your Baby
9. Oh Lover

Love Drippin('03)

  • 2008-08-15 (Fri)
  • Soul
ラヴズ・ドリッピンラヴズ・ドリッピン
(2003/08/25)
リオン・ウェア

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8月に新生スタックスよりの新譜「Moon Ride」が予定されている、「メロウ大王」ことリオン・ウェアの、今のところの一番新しい2003年の作品。

相変わらずのメロウネスがアルバム全編に漂い、バックのメンツも70年代からリオンの諸作で多大な貢献を果たしたワー・ワー・ワトソン(G)らが脇を固めている。ただ残念なのが、全編通してドラムが打ち込みで、しかもそれがショボい。これが生ドラムだったらもっと評価もよかったろうに。

それでも楽曲自体のクオリティの高さは、さすがというしかない。

今度の「Moon Ride」は新生スタックスからの約5年ぶりの新作になると思うんだけれども、この前に新生スタックスよりリリースされているアンジー・ストーンやレイラ・ハザウエイらの作品の出来の良さを耳にすると、否が応でも期待は高まる。

それに久しぶりのメジャーからのリリースだから、今回の作品みたくぺらぺらの紙ジャケに裸のCDが入っているだけ(輸入盤のみ)とかの仕様って事はないだろうな。

01.All Around The World
02.Underneath Your Sweetness
03.Saveur
04.Breath On Me
05.Is It Drippin' On Yourself
06.I'm Ooin' You Tonight
07.Seriously Nasty
08.Finger Party
09.Hands On My Heart
10.Let Go
11.Don't Think About It
12.'Round Midnight
13.Open Hearted

love magic('81)

  • 2008-08-14 (Thu)
  • Funk
ラヴ・マジックラヴ・マジック
(2008/07/23)
L.T.D.

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【SURFER SOUL】シリーズの中からの1枚。まずはセレクションvol.1として、アーバン・ソウル(アーリー80's)編の再発14タイトルとコンピ、計15枚が発売されている。このシリーズも何枚か初CD化が含まれていたりするので、なかなか侮れない。

そして今回はアナログはよく見るが、CDは激レア化していたL.T.Dのlove magic。

81年制作のこのアルバムは、メイン・ヴォーカルがジェフリー・オズボーンから、ニュー・バースの稀代のシャウター、レズリー・ウイルソンに取って変わり、プロデュースも当時メキメキ頭角を現してきたマイケル・ストークスと、新生L.T.Dとしては申し分のない布陣。

サウンドもマイケル・ストークスとバンドの相性は悪くはなく、特に破壊力抜群のファンクの1曲目を聞けば納得できるというモノ。

しかし、あまりにも1曲目の印象が強く、他の曲の印象が薄いのも事実。イイ曲もあるんだけれどもね。3曲目のレズリーのヴォーカルなんて鳥肌モノだし。

それと久保田利伸が80年代にkickin' backのカヴァーなんかやっていたりもする


1.Kickin' Back
2.Bumin' Hot
3.Cuttin' It Up
4.Stay On The One
5.Love Magic
6.Apryl Love
7.It Must End
8.Now

Magic Lady('88)

  • 2008-08-13 (Wed)
  • Funk
マジック・レイディマジック・レイディ
(2008/08/06)
マジック・レイディ

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88年にモータウンで制作されたMagic Ladyのセカンドアルバム。プロデュースはマイケル・ストークス。このアルバムもSoulMasterpeiceシリーズで出された1枚。

ファーストはゴリゴリのファンクだったけれども、3人組から2人組になり6年後に制作されたこのセカンドアルバムは、少し重心を軽くしたライトなグルーヴ中心。だからといって駄作って事はなく個人的にはこちらの方が好み。

特に1曲目は素晴らしいミディアム・ナンバー。jam&lewisを意識したような6曲目や、スローの3、8曲目、1曲目と同じ系列のミディアム10曲目、典型的な80'sアーバン・ムードが気持ちいい5曲目なんかはとても出来がいい。

打ち込みの音が嫌みになることもなく気持ちよく聞かせてくれるのは、やはり、マイケル・ストークスの腕によるところが大きいんだろうな。ここら辺はシェリックやアクティブ・フォースのプロデュース経験が存分に生かされているんだと思う。

90年代近くになり、だんだん勢力を増すことになるニュー・ジャック・スイングには目もくれずに自身のソウル道を突き進むマイケル・ストークスの男気が溢れた1枚。

01 Betcha Can't Lose
02 Love Overdrive
03 Misty-eyed
04 Yes I'm Ready
05 I Will Be His Fool
06 Hit & Run
07 Cupid
08 Wait A Minute
09 Paradise
10 Summer Love

Ain't No Turnin Back('84)

  • 2008-08-12 (Tue)
  • Soul
エイント・ノー・ターニング・バックエイント・ノー・ターニング・バック
(2008/08/06)
フィリス・セント・ジェームス

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モータウンから84年に出た、アンドレ・クラウチ一派のフィリス St. ジェームス唯一のアルバム。今回Soul Masterpieceシリーズでめでたく初CD化。

このアルバムを出すまでに、70年代頃からソングライターやバックーヴォーカルとしての実績は積んでいたらしく、ロドニー・フランクリン、ノーマン・コナーズらとの作曲活動や、ボズ・スキャッグス、TOTO、パット・ベネター、ポール・ヤング、アトランティック・スター、テディ・ペンターグラスあたりのバックコーラスでも名前を見かけることがあり、それだけにモータウンからのリリース、殆ど自作曲と、扱いも新人扱いではない所がうかがい知れます。

ソングライティングにも評価の高い人らしく、ダンサーだと1、2、4、5曲目あたりが良く、特にアーバン・ミッドの1曲目や、個人的に大好きなメロディアスな2曲目、コンピにも収録されたこともある4曲目なんかの出来が抜群。スローだとゴスペル・コンテンポラリーのパイオニア、アンドレ・クラウチがヴォーカルアレンジを担当した9曲目や、5曲目があり、決してストロングスタイルなヴォーカルではない彼女の歌だけれども器用にこなしています。

この1枚しかアルバムを出せなかったのが残念だけど、全体的に統一感があり、曲の良さにおいても見逃せない1枚。

1. Candlelight Afternoon
2. Ain't No Turnin' Back
3. Ruler Of The Hunt
4. Phonemate
5. This Time
6. If You Believe
7. Livin' On The Border
8. Sweet Rhythm
9. Back In The Race

Truly For You('84)

  • 2008-08-11 (Mon)
  • Soul
トゥルーリー・フォー・ユートゥルーリー・フォー・ユー
(2008/08/06)
ザ・テンプテーションズ

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8月に出たSoul Masterpieceシリーズの中の1枚で、もう通算何枚目かわからない、テンプスの84年の作品。

この作品で新しいメイン・ヴォーカルにアリ・オリ・ウッドソンの加入とサウンド・プロデュースはアース・ウインド&ファイヤのアル・マッケイ(G)とラルフ・ジョンソン(Key)が担当、斬新にかつ、若々しく新生テンプスを見事に表現し、再び当時のシーンのメイン・ストリートに躍り出る事に成功しています。

特にシングルカットされヒットした2曲目なんかは、60年代後半〜70年代までプロデューサーやコンポーザーに踊らされていた感のある、彼らにとって、自作曲で勝負し、なおかつ最大のヒットなったのはかなりの自信になったはず。その他に3曲目やロン・タイソンがリードのバラード曲の4曲目なんかも出来が良く、それぞれシングルカットされています。

そして、このアルバムでの一番の聞き物は、やはり新加入の歴代メイン・ヴォーカル最強のアリ・オリ・ウッドソンの熱いヴォーカルと、モータウンを陰で支え続けたベーシスト、ジェームズ・ジェマーソンの息子、ジェームズ・ジェマーソン Jr.のベース(確かこの作品がデビュー作だった気がする)じゃないかな。

ちなみに、このアルバムは84年当時に亡くなったマービン・ゲイに捧げられており(裏ジャケに献辞あり)、アルバム最後の曲はベリー・ゴーディの追悼盤(Pops,We Love You…The Album)でマービン・ゲイとダイアナ・ロスのデュエット・ナンバーだった曲のカバー。珍しくこの曲は、準オリジナル・メンバーのR・ストリートがリードをとっています。

たくさんの人間の、色んな思いが一つに詰まったアルバム。傑作。

1. Running
2. Treat Her Like a Lady
3. How Can You Say That It's Over
4. My Love Is True (Truly for You)
5. Memories
6. Just to Keep You in My Life
7. Set Your Love Right
8. I'll Keep My Light in My Window

No more tears('86)

  • 2008-08-08 (Fri)
  • Soul
7733.jpgbeau williams / no more tears

西海岸の実力派シンガー、ボー・ウイリアムスの86年のアルバム。

70年代はBOBO MR. SOULという変テコな名前でシングルをリリースしていたサザン・ソウル期を経て、80年代には西海岸へと拠点を移しBEAU WILLIAMS名義でアルバム・リリースし一躍脚光を浴びる。

彼がその充実の80年代に発表した4枚のアルバムの内、これが4枚目であり、89年にはゴスペル・アルバムをリリースするので、今のところ、このアルバムが最後の俗世作。

当時、時代を席巻していたハッシュの制作によるこのアルバム。ゴスペル〜サザン・ソウルで鍛えられた喉を惜しむこと無く披露していて、特に6曲目、8曲目のスローナンバーがこのアルバムの真骨頂。

時代の音とマッチしているのか?との話もあるけれども、L.J.レイノルズの場合もそうだけれども意外と起用にこなしています。

今はゴスペルの世界での活動が主だっていますが、自分も89年作の「Higher」というアルバムを聴いたことがあるけれども、全然ソウル・ファンにも違和感なく聞ける内容。驚くのが、持ち味がまったくこの頃と変わっておらず、衰えを見せていない。でもまた俗世に戻ってきて欲しいシンガー。

たしかこのCDはBLUE BIRD RECORDSが2007年に大量にリイッシューした内の1枚なんだけれども、このCDだけ一回見逃したら一年近く見あたらなかった。

1. All Because Of You
2. Been To Long
3. There's Something About You
4. I'll Be True
5. Give Me Up
6. Don't Be Gone To Stay
7. No More Tears
8. I Found A Love
9. Give Me Up (Dance Mix) - Bonus Track


Judee Sill('71)

  • 2008-08-07 (Thu)
  • SSW
Judee SillJudee Sill
(2005/11/01)
Judee Sill

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アサイラム・レコードが設立して初めてリリースされたレコードがこのJudee Sillの71年のデビューアルバム。プロデュースは元タートルズ〜リーヴズのジム・ポンズとグレアム・ナッシュ。

彼女の経歴は波乱万丈で、スキャンダルに事欠かかなかったようですが、彼女の創り出す音楽はとても澄んでいて、繊細で、神秘的。時折かぶさってくるストリングスが美しいですが、過剰な演出もなく、ギター一本で優しい歌声を聞かせてくれます。当時のアメリカン・ミュージックの持っていたアーシーな魅力に、トラッド調なイメージが合わさり不思議な雰囲気を持ち合わせています。

特に映画「エリザベス・タウン」のオープニングでのホリーズのカヴァーが有名な「Jesus Was a Cross Maker」やタートルズに書いた曲のセルフカバーの「Lady-O」なんかの出来は格別で、商業的な成功が得られなかったのが非常に残念。

79年に35歳でヘロインのオーバードーズで早逝してしまった、悲運のアーティストですが、とにかく作品は本当に素晴らしく、次作の「Heart Food」の再発CDではXTCのアンドリュー・パートリッジが賛辞の言葉を添えて、また制作半ばで本人の死よって頓挫してしまった3rdアルバムのリミックスを、judeeの大ファンだというジム・オルークが手がけています。

死後こんなにも愛されているミュージシャンを、自分は知らない。

1. Crayon Angels
2. Phantom Cowboy
3. Archetypal Man
4. Lamb Ran Away with the Crown
5. Lady-O
6. Jesus Was a Cross Maker
7. Ridge Rider
8. My Man on Love
9. Lopin' Around Thru the Cosmos
10. Enchanted Sky Machines
11. Abracadabra

Heart FoodHeart Food
(2005/11/08)
Judee Sill

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Dreams Come TrueDreams Come True
(2005/03/15)
Judee Sill

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I Need You('84)

  • 2008-08-05 (Tue)
  • Funk
9495.jpg NETWORK / I need you

元MTUMEのHoward Kingが83年のTHE STRANGERSの次に仕掛けたプロジェクトがこのNETWORK。プロデュースはHoward KingとTHE STRANGERSにも参加していたKevin Robinson。84年に500枚のみの限定という形でオランダのRAMS HORNからLPリリースされたアルバムのCD化。

メンバーはドラムにHoword King、ベースがRaymond Jackson、ギターにKevin Robinson、キーボードがHenry Hairstone、Howord King、Scott Yarneyとなっていて、ヴォーカルがテナーの冴えるKenny Washingtonが1、4、6曲目、Kevin Allenが2、5曲目、Johnny Kempが3曲目をそれぞれ担当していて、持ち味を存分に出しています。

6曲と曲数は少ないが(過去に初CD化された時はCover Girl (Extended Version) とHard To Give Up (Extended Version) を収録)メロウなグレイト・ミディアムの1曲目以外全てアーバンな直球NYファンク。タイトなリズム隊に、浮遊感漂うシンセがアーバン・サウンド好きには堪らない。

なんでSalsoulはTHE STRANGERSの次にこれをリリースできなかったんだろう?

1. Jennie
2. Pump It Up
3. Cover Girl
4. I Need You
5. Hard To Give Up
6. Why You Wanna Treat Me Like That



Travelin'('82)

  • 2008-08-04 (Mon)
  • Soul
LJ2.jpg L.J.Reynolds / Travelin'
ドラマティックスの2代目リード・ヴォーカル、L.J. レイノルズのCapitol原盤となるソロ2作目(82年作)が世界初CD化。プロデュースは名参謀ドン・デイヴィス。

まだ完全にエレクトロニクス化されずに、人のたたき出すグルーヴが生きている作品。しかもそのバックを支えるのはバーニー・ウォーレル、ブーチー・コリンズらP-FUNK勢や、ドラマティックス時代からつきあいのあるウイリアム・ウッテンやジャック・アシュフォードらが脇を固めていて、これが悪かろうはずがない。

ブーチーのベースやバーニーのキーボードがさえる1曲目から、快調に飛ばし、このアルバムで一番好きな2曲目「Travelin'」に始まり、シェリー・ブラウンが参加しているアレサの「Call Me」など聞き物が多く、特に80'sを感じさせるミディアム〜ダンサー系の楽曲の出来が良く「Trust In Me」「You're Got Me」「Say You Will」などは聞き逃せない。唯一スローの「You And Me」も出来も良くアーバン・メロー全開です。

全体的にアーリー80'sの良質なアーバン〜モダン・ソウルの感触が存分に感じ取れる作品で、L.J.が生き生きと歌い込む楽曲の味わい深さは素晴らしいの一言。

メジャーレーベルの作品なのに、なかなか正規のCD化はならないけれども(版権の関係なのかな?)こういうCD化はうれしいかぎり。

1. Words
2. Travelin'
3. Call Me
4. Trust In Me
5. You're Got Me
6. Say You Will
7. Special Effects
8. You And Me
9. Let Me Satisfy You
10. Fast Action
11. Look What Your Love Has Done For Me (Bonus Track)

Reaching for tomorrow('80)

  • 2008-08-01 (Fri)
  • Funk
54C080612703.jpgswitch / Reaching for tomorrow('80)

オハイオ出身の6人組ファンク・バンド、SWITCHの80年リリースの3枚目。

Switchといえばデバージ兄弟の長兄、次兄であるボビーとトーマスが在籍し、後年に「Rhythm of the night」や「 I Like It 」などのヒット曲を出すDebergeの母体となったグループ。最近ではSILKがカヴァーした名バラード"There'll Never Be"を含むファースト・アルバムが一般的には代表作とされNE-YOがサンプリングした"I Call Your Name"の人気でセカンドがそれに続き、この3枚目も前作、前々作にも引けを取らない作品。

ボビー・デバージとフィリップ・イングラムの強力リードを中心としたヴォーカル・グループ的要素が大きな魅力の彼らの持ち味はここでも十二分に発揮されており、ミディアム・バラードの「My Friend In The Sky」、「Don't Take My Love Away」は共に70年代のグループ的雰囲気出ており、フィリップ・イングラムの柔らかなテナーが存分に聴かせる。そしてボビー・デバージのファルセット・リード全開で極上のスウィート・ナンバー「I Finally Found Someone New」もかなり聞かせてくれます。

ファンク・チューンでは、そのツイン・ヴォーカルの小気味良い掛け合いが聴ける「Power To Dance」、フロア・ユースなブギー・チューン「Keep Movin' On」やメロウ・ダンサー「Get Back With You」と捨て曲は全くない。

オリジナルは80年にモータウンからリリースされていて、この時期のモータウンのファンクバンドはもっと評価されていてもイイと思う。

1. Power To Dance
2. My Friend In The sky
3. Dont Take My Love Away
4. Keep Movin On
5. A Brighter Tomorrow (Interlude)〜Reaching For Tomorrow
6. I Finally found someone new
7. Honey I Love you
8. Get Back In Love

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